2014年 04月 18日
川口龍夫 ◆作者のことば 野外に作品が設置されることは、その空間に普段のまなざしとは相違したまなざしを、時にはそそぐことは可能な場となることがある。そのことを野外空間と作品とによるある種の関係状態が発生したととらえるならば、野外彫刻展は、野外環境における新しい関係の発生現場であるといえなくない。そして、そのことを実現することが野外彫刻の可能性のひとつではなかろうかと思う。 ◆解説(田中幸人) 1970年代といえばミニマリズムやアルテ・ポーヴェラ、日本ではもの派が大きな美術思潮の中心となった時代である。要するに人間中心だった彫刻観から素材の豊かさを再認識しようという思想である。この作品は一辺が1.5mの単純なコンクリートの固まりであるが、作者はわざわざそのコンクリートを数十個に分解し、それを積み重ねて1つの立方体に還元してみせている。つまりかたちはつくるものでなくすでに素材の中にかたちがあることをにおわせているのである。最上部の2つの断片をわざわざ下に落として設置したのはそのことを象徴している。 どうやって作ったのかなぁって考えて見て、素材からして一つしかないでしょ 作り方は正解だったけど、わざわざ作るかって考える わざわざ作ってるとこに美しさを感じてきたら好きになった 昔流行った、グラスのなかにとうもろこしの断片をきれいにおさめるパズルを思い出す 梅干しバージョンもありました 絡まったひもをいじいじ解いていくのが好きな私、何が言いたいのかわかんなくなったけど、うっすらわかってもらえると思いたい
by ubeon
| 2014-04-18 22:52
| 宇部の彫刻
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